S11#(6代目)クラウンの取扱書
先日、古い本棚を片付けていたら昔々家族が乗っていたクラウンの取扱説明書が出てきました。
ちなみに私が生まれる前のクラウンです。
クラウンは、初代からカタログはトヨタのウェブで閲覧できますね。
6代目後期クラウンのキャッチコピーは「ちょっと誇らしく」だそうです。
気になったページや面白そうな項目のページを紹介します。
古い説明書のうえ、スキャンの仕方が悪かったため読み取りにくい部分もございます。あらかじめご了承ください。
6代目クラウンの後期の説明書だと思います。
30年以上前の説明書です。よくこんなものがとってありました。
車種一覧表です。
大きく分けて、セダン・ハードトップ・ワゴンに分かれています。
15クラウンまではハードトップで、17クラウンからセダンになりましたね。
装備品一覧表です。
エンジン・キー照明や化粧ミラーはこの当時からあるのですね。
電動ウイウドゥ。カセット・ステレオ。まだ、CDもない時代ですね。
このころから、リヤにコントローラーついていたのですね。
今も残っているグレードは、ロイヤルサルーンのみですね。
あっ、クラウンセダンにはいろいろ残ってますね。
ハードトップは、若者向けだったのでしょうか?
今でいうところのアスリート??
ランドゥ・トップ。。なにかもわかりませんでした。検索してみたら後部座席のホロのようですね。
オート・ドライブ。えっ?!自動運転???
少し下で、該当ページを載せています。
ハロゲン・ランプがついていないグレードもあります。
昔は、電球がついていたのですよね。暗そうです。
計器盤各部の名称です。
基本的には、現在の車と変わりませんね。
メーター,ランプの見方
ターボ車用のメータは、現在のメーターの原型という感じですね。
デジタルメーターもあったのですね。
15クラウンまで近い形のデジタルメーターがありましたね。
速度計
約100km/h以上になるとブザーがなり警告します。
これは、なんとなく記憶がありますwww
なんで消滅したのでしょうか?
今なら、制限速度をナビとかから取得して制限速度よりスピード出ていたら爆音で警告鳴らす仕様にすれば?とか思うのですが。
デジタル式メーターの燃料メーターはこの頃からスケールが変わったのですね。
15クラウンのデジタルメーターもスケールが変わりました。結構性格だった記憶があります。
スイッチの使い方
まだ、フォグライトのスイッチがレバーについていません。
でも、このころからコンライトついていたのですね。
ドアを開くと、自動消灯する仕様も変わっていません。
<追い越し合図灯>
レバーを手前に引くと前照灯が点灯し手を放すと、もとの位置に戻ります。
高速道路などで先行車を追い越すときなどの合図に使用します。
昔は、パッシングが合法だった??のですね。
駐車灯スイッチ。これも分かりませんでした。
昔は法律で決まっていたのですね。
今も外車ではついている車もあるようですね。
エンジン停止前のアイドル時間。
ターボ車では今も、ターボタイマーとかつけてる方いますよね。
気になったのは、エンジン・ヒーターのほうです。
ディーゼル車にオプションでのみ設定があったようです。
なんか、PHEVみたいですね。
走行パターンの選択
ECONOMYやPOWERモードがあったのですね。
玄昉ミラーもついています。今と全く変わりませんね。
今後はカメラに移行していくかもしれないサイドミラーもフェンダー・ミラーです。
折り畳みという概念はまだありません。
そして、うえで少し触れたオート・ドライブです。
自動定速走行装置と書かれています。そう、クルーズコントロールのことですね。
オート・ドライブとは大きく出たものです。
今のように、設定速度の微調整はできないようですが、基本的な動きは変わりません。
ちなみに、7代目のクラウンから今のステアリングの形に変わりました。
マニュアル車にもついていたのですね。ギアを変えずにスピードを保つのは難しい気もしますがf^-^;
シートの調整
リクライニングはまだ手動のようですが、前後上下は自動だったみたいです。
クラウンは、この頃からリアシートを運転席から触ることができたのですね。
今では、起こすことだけだと思いますが、当時は後ろに下げる動きだけみたいですね。
さらに、マイ・コン制御シートもあったのですね。
今ではロイヤルサルーンGにしかついていませんね。
室内装備の使い方
日づけ付き水晶式デジタル時計です。お~、日付がでるのはなんか便利な気もしますね。
水晶式とあえて書かれているとデジタルでもクオーツなのかと改めて考えてしまいました。
今のマルチ付きのクラウンは、GPSから時間を取得していると思うので水晶式ではないと思います。
エンジン・キー照明。コラムにシリンダーがついているようですが、シリンダーの周りが光る形にまだなっていません。
21クラウンからは、スマートキーしかありませんね。ただし、ロイヤサより下のグレードでは全ドアではなくフロントとトランクのみです。
RAV4がこれなのですが、後ろの席に荷物載せたいときとかわざわざ運転席とかでアンロックしくてはいけなくて結構不便です。
化粧ミラーが昔はグローブ・ボックスについていたのですね。
今のクルコンは、オートドライブ。
それとは別に、クルーズ・コンピューター(走行情報表示装置)というものがついていたようです。
現在のインフォメーションディスプレイ+αです。
スキャンの関係で、字がつぶれておりすみません。
・航続距離
・燃料を満タンにしてからの平均速度および燃料消費量
・ある区間を走行したときに消費した燃料の量
・ある区間を走行したときの平均車速
・走行した距離
・目的地までの到着推定時間
・目的地までの残り距離
・月日
・時計
・時刻メモリー
現在では満タンにしたあと満タンボタンを押さなくても自動でリセットされますね。
消費燃料まで出るのですね。精度がどのくらいだったのか気になります。
平均速度や使用燃料は出ているのですが、燃費の表示はないのですね。
使用燃料と平均速度あれば、燃費も大体割り出せる気もしますね。
トリップメーターと機能が重複しますね。
到着予定時刻も表示されるなんてすごいですね。
でも、目的地までの距離を入力する必要があります。f^-^;
GPSを利用したカーナビができたのが90年代前半なので80年代前半の車ではこれでも画期的だったのでしょう。
当然ですが、うるう年対応はされていません。
時計も車に別についているので、無駄といえば無駄ですね。
でも、予定到着時刻とかを算出するのに必要なので仕方がないですね。
時刻もメモリできたようです。出発時にメモリしておけば目的地までの所要時間が計算できますね。
ナビコン(目的地方位指示計)
まだカーナビという言葉はないころ??だと思います。
クルーズ・コンピューターより高性能でナビに近くなりますね。
方位磁石の表示と目的地到達度計?というものがついています。
車が東西南北どちらを向いて走っているのか、目的地がどの方向か距離がどのくらいかがわかるようです。
今のように、東京駅とかいれてハイ!セットではなく地図を見ておおむねの距離を調べ、北へ何キロ・東へ何キロなどと入力しなくてはいけません。
かなりザックリですね。
何回かに分けて入力する必要があるみたいです。
スマホどころかカーナビ・電子地図すらない時代。想像がつきません。
あっ、でも最初に乗った車は半年くらいナビなかったので車で迷子っていうの1度だけ経験したことあります。
当時は、携帯も地図とか表示できなかったので。
いろいろなことができるみたいですが、結局時計として使っている人が多かったのではないでしょうか?
この機能を使いこなすのは結構大変そうです。
セットボタンは、今の:00ボタンと同じですね。
NAVICOM使ってみたいですね。
電磁式ドア施錠装置
集中ドアロックですね。しかも、オートロックまでついています。
オートエアコンです。
マイコンオートエアコンです。
今のオートエアコンとほぼ変わりませんね。
今は、吹き出し口は自動ですね。
イチクラからは、内外切替とかもオートでやってくれますね。
場所は違いますが、クールボックスも当時からあったのですね。
昔乗っていた、17マジェのリアセンターコンソールのところについてました。
さすが、クラウンですね。