DIY用・プロ用インパクトレンチを比較
今回は普段DIYで使っているコードレスインパクトレンチのレビューです。
レビューにつっているのは、RYOBI BID-1226とHitachiKoki WR 14DBALです。
左がインパクトレンチ・右がドリルドライバーです。
バッテリーから見ていきます。
12V 1300mAhです。
12Vは力の強さ・1300mAhは電池の容量を表しています。
この電池パックは、Ni-Cd。ニカドです。今主流の電動ツールやスマホはリチウムです。
値段を抑えた、DIYツールっぽいですね。
Hi・Lowモード切替スイッチです。
Hiモードでの最大締め付けトルクは、115N・mです。
正逆切替レバーです。
LEDライトは、トリガ連動です。
利用できるのは、所謂 六角ビット(6.3mm)です。
ビットの脱着は、スリーブを手前に引っ張りながら行います。
続いて、ドリル BD-1207です。
回転数切替レバーは、1が定速・2が高速です。
クラッチハンドルです。
大きい数字に合わせる程、締め付けトルクが強くなります。
正逆切替レバーとトリガです。
スピンドルロック構造です。
コンボキットというセットで購入したので、ライトもついていました。
しっかり、RYOBIのロゴが入っています。
スイッチです。頭の角度は変えられます
時代遅れの、豆電球です。
ここからは、大好きな日立工機のツールです。
ケースも前面にソケットやビットなど小物を入れられる場所がついています。
中身です。完璧か?と言われるとそうでもないケースです。
お決まりの比較。日立工機の意のパクトのほうが小ぶりです。
スピードや電池の残量も分かります。
打撃力切替スイッチです。4段階で切替が可能です。
電池残量もボタンを押している間、残量が表示されます。
LEDライトは、バッテリ残量ボタンの横のスイッチを押せば点灯します。
14.4V 3.0Ahnのバッテリーです。
互換性のある、同容量のバッテリーです。
3000mAhの約1.66倍の5000mAhの大容量バッテリーです。
RYOBIのバッテリーより、力もある14.4V・容量も2倍以上の3000mAhでリチウム電池です。
先端は、四角ドライブ 12.7mmです。
1/2インチですね。
ビットタイプもあるので、用途に応じて選ぶとよいですね。
四角ドライブ 12.7mmの用途って??って思われた方もいますよね。
一般家庭では、これほど大きなソケットを回すのは車くらいですよね。
こちらは、車のタイヤ交換用のインパクトレンチです。
100Vですので、トルクも200N・mで締め付けが可能です。
ソケットもインパクト対応してないものがあるので注意しましょう。
こんな感じになります。
ソケットは、ドライブに差し込みピンをソケットの穴にに刺し、ゴムで固定します。
車のインパクトは、磁石??穴はありません。
ソケットと、ドライブの穴を貫通させるようにピンを指します。
用途によってと書きましたが、これで6角ビットを使いたいときもありますね。
そんな時は、こちらを使います。
いろいろなメーカーが出していますが、藤原産業の変換アダプタを使っています。
ビットを指すときはスレーブを触らなくても大丈夫なタイプです。
微妙に高いんですよね。
さっそくインパクトに固定してみます。
差し込み、ゴムをずらします。
ピンを刺しゴムを戻し確実に固定します。
かなりのスピードで回るので、確実に固定をしていないと怪我の危険があるので注意しましょう。
これで、12.7mmの四角ドライブのインパクトに6角ビットが使ええるようになりました。
変換アダプタの分、伸びてバランスが悪くなります。
私は、SK11製を使っていますが、
他にもトラスコやパナソニックなど沢山のメーカーが出しています。
37mmのコーススレッドを打ってみます。
左が、日立・右がリョービです。
仕上がりは同じです。しかし、スピードや安定感が全然違うのが素人でもわかります。
SK2のアダプタをかましていることで、だいぶ先端がぶれます。
6角ビットをメインで使うなら、こちらはオススメしません。
安定だけで見れば、間違いなくアダプタを使っていないリョービのインパクトのほうが安定して回っています。
更に、こんな強者もあります。
6角ビットで、ドリルを使う変換アダプタです。
スピンドルロック構造で締め付けも、あのギザギザの工具は不要です。
しかし、しっかりドリルをつけたつもりでも滑ってしまったり、逆に緩まなくなってしまったりする代物でした。
上に記載したデメリットやコンボキットにドリルも入っていたり、普通の電動ドリルも持っているのでほとんど使っていません。
使えなくはないですが、なんだかな~って感じですね。
初めから、6角ビットのドリルを買ったほうが良さそうです。
定速ではぶれるのですが、高速になってくると頭の重みで意外と安定して回りますwww
充電器です。
日立はスライド式で、RYOBIは差し込み式です。
12V用のバッテリーなら容量は違っていても充電できます。
こちらは、リチウムイオンで14.4-18Vまで充電できます。
ファンも入っており、安心です。
変換シリーズです。
上から、
6角ビット → 12.7sq.
6角ビット → 9.5sq.
6角ビット → 6.3sq.
です。
6角ビットはもしもの時のために折れる構造になっています。
12Vくらいのインパクトなら、折れずに閉まらないだけで済みそうですが、18Vのインパクトでこのようなキャストをしたらあっという間に折れてしまいそうですね。
逆に、12.7sq. → 6.3sq.もあります。
写真は、インパクト用のものではなく、ラチェットで利用するツールです。
車のタイヤ交換は可能か?
さて、せっかく12.7sq 四角ドライブなのでホイールが外せるかが気になりますよね。
WR14DBALは、14.4V で最大締め付けトルクは、165N・mです。
一般的な日本の普通車は、105N・m 軽自動車は、90N・mが規定トルクです。
前回タイヤを変えたときは、105N・mのトルクレンチで増し締めしてあります。
数値だけみれば、105を余裕で上回る165なので外せるはずです。
いざ!
10秒くらい打撃をした後、少しづつ緩んでいき外すことができました。
100Vのインパクトと比べると効率は落ちますが、作業自体は可能ですが、タイヤ交換がメインなら18V欲しいと感じると思います。
ただし、スタンドやディーラなどではエアインパクトを使い物凄いトルクで締めているところもあるのでそういった場合は18Vでも無理っぽそうです。
今度は締めてみます。10秒くらい打撃しました。
トルクレンチを使い、105N・mで増し締めしましたが十分締まっていました。
バッテリー残量でも違うと思うので、必ず増し締めをしたほうがいいと思います。
まとめ
今回紹介している、RYOBIのコンボキットです。
14.4V の 6角ビット 6.3mmタイプ
14.4V の 四角ドライブ 12.7sqタイプ
※紹介している、WR14DBALは、すでに生産されていないため↑は現行モデルです。
18V の 四角ドライブ 12.7sqタイプ