高圧洗浄機を使った、クラウン洗車のポイントとコツ

前回の記事「高圧洗浄機レビュー IRIS FBN-611 RYOBI AJP-1410」で紹介したIRIS FBN-611を利用してGRS18# クラウンを洗車してみます。
私の洗車方法は、KeePer技研株式会社(アイタック技研時代)さんで学んだ手洗い洗車をベースとしておりますが、ここでは私なりのポイントやコツを紹介しています。

こちらが今回利用する高圧洗浄機です。

ホイールハウスを念入りに高圧で洗浄します。
クラウンの後輪のホイルハウスは、布の素材で相当汚れがしみ込んでいると思います。
初めて洗浄する場合は、5分くらい高圧で洗浄してもまだ汚れた水がでてきますので適当なところで妥協は必要です。

続いてタイヤ→ホイール→ブレーキヤリパーを洗浄します。

続いてミラーです。ミラーがとカバーの間も念入りに洗浄します。
ミラーウインカーがついている場合は、若干手加減したほうが良いかもしれません。

次に、モールです。
こちらも、スポンジでは取れない奥の方の砂も出てきます。
モールに沿って、鋭い角度で洗浄すると面白いように汚れが出てきます。

モールとと同じ原理で、テールライトの隙間も洗浄します。

トランクとバンパーの隙間も洗浄しておいきます。
ここは拭き上げの時にトランクを開けて拭くこともできますが、洗浄しておくと楽です。

続いてエンブレムも高圧で洗浄します。
8.0MPaではよっぽど剝がれることはないと思いますが、様子を見ながら洗浄してください。

リアのナンバーガーニッシュです。ここは、メッキパーツにボディーカラーで塗装されています。
塗装の乗りが他の部分と比べて悪いようで高圧洗浄機の水圧に耐えられませんでした。
分かりにくいですが、矢印の先が少し前に高圧洗浄機でやってしまった塗装のハゲです。
ガーニッシュはフレームの部分も一体で交換にはナンバーの封印も外さないといけないため取り敢えずタッチペンで・・・。
他にも、塗装が弱くなっている部分はは塗装を痛める可能性があるのであまり調子に乗って高圧で車を虐めない様に注意してください。

サンバイザーの中も洗浄します。
バイザーも両面テープで止めてあるのでまともに高圧を当てると外れるのでガラスの中央辺りに当てて跳ねた水で洗うくらいに留めておいたほうがいいと思います。

グリルです。こちらも、メッキーパーツにシールのようなものが張ってある感じでしょうか??
私はグリルも遠目で当てたりあまり強く当てないように気を付けています。

フォグやナンバー横のダクトも細かいためスポンジだと雑になりがちなので、高圧で洗浄しておきます。

ワイパーの中も高圧で洗浄しておきます。
ゴムに直接当てると、ワイパーゴムが劣化している場合切れる可能性があるのでご注意ください。

泥除けがないのでバンパーでまともに跳ねたものを受けますね。
ここは、高圧洗浄機のチカラの見せ場です。念入りにやればある程度は綺麗にできます。

下回りも1周念入りに洗いましょう。

最後に、屋根・ボンネット・トランク・ドアなど平らな面を流して完了です。
写真では分かりにくいですが、高圧で流した後に手で触ってみると汚れは取れていないことが分かります。

最後はスポンジで洗うことになります。

私の洗う順番を紹介します。

①フロントバンパー(細かくてめんどくさいのでやる気がある最初のうちに)
②屋根(踏み台を使うのでめんどくさくなりがちなのでこちらもやる気がある最初のうちに)
③ボンネット
④フロントガラス
⑤運転席or助手席側のフロントフェンダー(日が当たっていない方から洗っていくと良いと思います)
⑥前席のガラス
⑦前席のドアパネル
⑧後席のガラス
⑨後席のドアパネル
⑩後輪のフェンダー
⑪トランク
⑫リアバンパー

ワイパーゴムも洗ってあげると長持ちします。

バックカメラのついている場所や、マフラーカッターなど普段洗わないところもしっかり洗います。

マフラーカッターや、ホイルハウスなど泥がついている可能性がある下回りを洗うときはスポンジを分けるといいと思います。

どんなホイールでも1本1本しっかりスポンジで洗うと仕上がりが違います。
人も車も、おしゃれは足元から♪

上で順番を記したのですが、パネル毎にこのような洗い方をすると洗い残しが少なくなります。
細かくゴシゴシ擦るのではなく、スポンジ全体を使い無駄のないように面を洗います。
最後に、ノブの窪み・縁をとるように洗えばほぼ洗い残しはありません。

ボンネット・屋根は、4つ・トランクは2つの面に分けて洗うと洗い残しが少なくなります。

洗い終わった後、素手でボディーを撫でてみてください。
洗った直後にもかかわらずザラッとした場合は、おそらく鉄粉です。
※花粉や黄砂が飛んでいる時期は水を流しながら触ってください。

今回は、鉄粉はついていなかったので省略していますがついていた場合は粘土を使って鉄粉を取ります。

濡れている状態で、粘土でボディーを優しく擦り鉄粉を取ります。
ざらっ、としたものの他にオレンジっぽい点も鉄粉です。タールや虫も粘土は取ることができるので持っていれば重宝します。

粘土は地面に落としたらおしまいです。
落とした粘土は、砂や石が付着している場合があります。
そんな粘土で車を擦ったらどうなるか分かりますよね?

今回はコーディングも適度に効いているのでフクピカで拭いて終わりとします。

以前は、セーム革を使って水を切っていました。
それから、マイクロファイバーのバスタオルと出会い一気に水を切っていました。←これは比較的お勧めでした。

今は、この前買ったブロワで水を飛ばします。

参考記事:「日立工機 エンジン ブロワ RB24EAP購入

バッテリーのブロワでは力不足でしたが、エンジンブロワなら結構水を飛ばすことができます。

グリルやミラー・バイアーなど拭いた後水が垂れる場所をしっかり吹いておくと水が垂れなくて気分が良いです。

ただし、洗車機のドライドライのように一方方向に飛ばせるのでなくワンポイントなので広がってしまいコツをつかむまでは大変です。

上から下に、一方方向に飛ばしていくのがコツです。
撥水コートが効いており広がりやすいですが、結構綺麗に水が飛びます。
浸水コーティングの車でも試しましたが、浸水は浸水で拭き上げが楽でした。

どっちにしてもブロワ様様。。。
上の商品のように、ノズルが放射状のもののほうが綺麗に飛ぶかもしれません。

拭き上げは綺麗なタオルでガラスフロントガラスから。
綺麗に洗った後のハズですが、油分などが残っておりその油分を拭いたタオルでフロントガラスを拭いたら油膜になります。
フロントガラスは重要なので、綺麗なタオルで最初に拭きます。
フロントガラスの後は、日が当たっている側の窓を順番に拭いていきます。
水滴が乾くとガラスは目立つので最初に水玉をなくしておきます。

バイザー内も、ブロワで水を飛ばしているためタオルは1本あれば十分です。
ここに水が溜まって、ここを拭いたらタオルがベタベタで水が伸びるだけってことはなくなりました。

さらに、拭き上げ時窓を半分くらいまで開けて拭くとプロっぽいですね。
せっかくの車をピカピカにしていても、窓を開けたら汚かったなんて残念過ぎですからね。

窓を拭いたら、やはり日が当たっている場所からフクピカで拭いていきます。
もちろん、コーティングがバッチリ効いている場合は、タオルで拭けばOKです。

ボディを拭いて湿ったフクピカでドアを開けた見えないところも拭いて聞きます。
ここまでやれば、仕上がり・達成感が全然違います。

ボディー側だけでなく、ドア枠やパッキンの隙間も念入りに拭きます。

ドアの下回りは、跳ねた砂が入っていることがあるので大量の場合はホースで水量を最少にしながら流して洗うと綺麗になります。

ピラーも忘れてはいけません。

ピラーの下の方は、リアドアを開けた状態で一拭き。

更に、ラアドアを締めた状態で一拭きすれば完璧です。

ドアについた砂埃や花粉が雨で垂れてきて、窓のパッキンに溜まっています。

濡れたタオル越しに、爪を立てて拭けば綺麗になります。

当然、給油口の蓋の中も念入りに拭きます。

ボンネットも開けて拭きます。
ブロワで念入りに水を飛ばしても、グリルだけはどうしても水が落ちます。
半開きにして、グリルを軽く叩いて水を落とします。
そして、このままグリルの裏にタオルを当て水を吸います。

ボンネットの内側の、布がない部分もしっかり吹きます。

エンジン内のボディーの部分・樹脂カバーも私は毎回拭いています。

忘れがちですが、ボンネットオープナーのフックもしっかり拭きます。

最後に、グリルから垂れた水とホーンを拭いてエンジンルームは完了。

〆にトランクです。跳ね上げているトランクパネルは当然で、ダンパーのある辺りは拭きにくいのですがしっかり拭きましょう。
ここは、水が溜まりやすく放置しておくと苔が生えたりする可能性もあります。

以上、私なりに丁寧にクラウン(セダンなら応用できます)の洗車のコツをまとめてみました。
ここで紹介している手順は、私の主観ですので必ずしも正しいとは限りませんので参考程度にしてください。

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