HUBSAN H502S のカメラにはジンバルがついていません。
動画を撮影するとどうしても、ブレが出てしまいます。

EDIUSやPremiere・After Effectsにも手ぶれ補正の機能がついていますが、個人で使うには価格が高すぎます。

私が普段から動画の変換に利用している「XMedia Recode」というフリー（無料）ソフトにも手ぶれ補正機能がついているので検証してみました。

ダウンロード

https://www.xmedia-recode.de/en/download.html

↑にアクセスします。

Downloadをクリックします。
※2018年2月現在（Version 3.4.2.3)

ダウンロードしたファイルは実行ファイルなので、インストールをします。
インストール方法は省略。

使い方

手ぶれ補正したい動画を開きます。
矢印のファイルを…から開くかドラッグ＆ドロップでも開けます。

H502Sで動画を撮影したファイルは、AVI形式で保存されています。

ファイルを開くとリストに一覧が表示されます。

リストから処理したいファイルを選択し「クロップ/プレビュー」タブをクリックし選択します。

フィルターの一覧に、手ぶれ補正が表示されていない場合「フィルター追加」をクリックします。

小窓が表示されるので下にスクロールします。

手ぶれ補正をクリックして選択し「追加」をクリックします。

フィルターリストから「手ぶれ補正」をクリックし選択します。

矢印のあたりをドラッグ＆ドロップすると表示エリアが変わります。

手ぶれ補正項目の「手ぶれ補正を有効」にチェックを入れます。

エッジモードは以下の4項目から選択できます。

・空白の場所を0で埋める
・空白の場所にオリジナルイメージ
・空白の場所で押し出されたエッジ値
・空白の場所の縁を鏡面処理

検索方式は以下の2項目から選択できます。

・徹底的な検索
・標準的な検索

動き検出ブロックサイズ・ブロックのコントラスト閾値では、自由に値を入れられます。

動き検出ブロックサイズは、4以上～無限
ブロックのコントラスト閾値は、1以上～無限

無限なのですが、試しに20を入れて動かしてみたところアベンドし異常終了しました。
入力チェックが行われていようで、無効な数値を入れるとアプリが落ちます。バグですね。

厳密にはいくつまで大丈夫かわからないのですが今回の場合は、20で落ち15は処理できました。

保存先を選びます。

ファイルリストから処理したいファイルを選択した状態で、「リストに追加」をクリックします。

「リスト」のタブをクリックすると処理を行うファイルのリストが表示されます。
ここの情報がエンコードされた後の情報です。

「エンコード」ボタンをクリックして実際にエンコードします。

エンコード中はこのような小窓で処理が確認できます。
CPUの優先度と完了時の動作が選べます。
※動画によっては数時間かかる場合もあるので、動作させた状態で寝てもPCをシャットダウンさせたりできます。

処理が完了するとメッセージが表示され、保存先に指定したディレクトリに処理したファイルが保存されています。

少し上でも書きましたが、上限がいくつかわかりませんが100で落ちました。

このようなエラーが出ます。
今回は、20でも百発百中で落ちました。

動き検出ブロックサイズ・ブロックのコントラスト閾値ともに15までは大丈夫でした。
動画のサイズとかによっても変わるかもしれないので、今回は限界値は調べませんでした。

結果

エッジモードの違い。

空白の場所を0で埋める

空白の場所にオリジナルイメージ

空白の場所で押し出されたエッジ値

空白の場所の縁を鏡面処理

映像により、最適なモードは変わると思います。今回は、オリジナルイメージで他の検証を行いました。

この後は、言葉では伝わりにくいので実際に動画を見てご判断お願いいたします。

私個人の見解としては、XMedia Recodeの手ぶれ補正ではジンバル同等の手ぶれ補正は不可能だと結論を出しました。
もっと良い方法（無料）がありましたら、コメントにてご教授いただければ幸いです。

字幕訂正
誤：空補悪の場所の縁を鏡面処理
正：空白の場所の縁を鏡面処理