タンクレス風トイレ棚をDIYで作製
巷で流行っているらしい、普通のトイレをタンクレス風に見せる棚をDIYで作製してみました。
TOTOで言えば、レストパルI型・LIXILで言えば、リフォレI型をイメージしてDIYしました。
トイレを何とかしたいとか、そういうわけではなかったのですが、DIYで何かがしたかったので。
条件としては、賃貸なので壁に穴・壁紙に傷をつけることはできません。
まずは現在の状態を紹介です。
便器はTOTO C420・タンクはTOTO S517です。
販売期間 1970~2002年
サイズ レギュラー
洗浄方式 洗落し式
排水心 530mm
洗浄水量 12L
色がグリーン。。。無難色にしておいてほしいものです・・・。
温水洗浄便座は、パナソニックのビューティートワレがついています。
DIYで取り付けたLIXILの流せるもんです。
あと、RELAXO~クラシック~リラクソwww
ユニークな名前ですねw
人感センサーでクラシック音楽がなるおもちゃです。
便利な携帯型★トイレでミュージック! RELAXO -クラシック-
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まずは、棚を作るために計測をします。
まず、棚の高さを決めます。
棚の形状にも寄りますが、今回はタンクをすっぽり隠せ、かつ今後、手洗金具(約120ミリ)を取り付け高さが950ミリ程度になるように計算し830ミリにしました。
【取り付け予定の手洗い金具】
参考までに
レストパルが手洗器のところまでの高さが980ミリ
リフォレが手洗金具のところまでの高さが926ミリ
取り付け予定の高さの左右にマスキングテープをはりマークします。
マスキングした左右の高さを基準に幅を測るのですが、メジャーではうまく測れません。
こんな時は、一度500ミリの辺りにマスキングテープを貼ります。
500ミリの場所にマークします。
逆側にメジャーの先端をあて500ミリまでの長さを測ります。
500ミリ+328ミリで、828ミリという事になります。
巾木(ハバギ)のサイズを測ります。
高さと幅を測ります。
前のパネルをカットするためと・足の位置を決めるためです。
頭の中である程度の設計を行い紙に落とします。
トイレは家によってサイズも違うと思うので設計図は省略させて頂いております。
ホームセンターで、足としてSPF材を購入し必要な長さにカットしてもらいました。
今回は、400ミリ×300ミリ×1820ミリの木を5本購入しました。
ここまで、SPF材・木材加工代 約1,500円也
カットしてもらった材木を組み立てていきます。
クランプをうまく利用して、端材をあてがってへこまないように固定します。
↑あれ?このクランプ、ダイソーで1個200円で買ってきたようなf^-^;
しっかり固定して、下穴をあけます。
因みに、ダイソーで買ってきた3.2ミリのドリルの刃です。
木用ねじ 3.8ミリ×57ミリです。
クランプでしっかり固定しておけばずれることなくビスが打て便利です。
順番が前後しますが、穴をあける前には最低でも2回角度など問題がないか計測しましょう。
同じ場所を2回以上計測するのは、私の尊敬するエド・チャイナさん言っていたからです。
まず、天板をのせる枠が出来上がりました。
奥行きは、タンクが隠れかつ便蓋がぎりぎりの場所です。
今回は今後取り付けたい、手洗器の関係で便蓋と若干干渉しますが250ミリとしました。
天板のサイズを250ミリとしましたのでこの枠はフロントパネル部分の厚みを差し引き240ミリです。
幅は、828ミリだったので左右1ミリの余裕を見て826ミリ×240ミリです。
同じ要領で、必要なパーツをコーススレッドで固定していきました。
重なっていて分かりにくいですが、写真の用に4つのパーツでできています。
4つのパーツを組み立てるとこうなります。
こんな感じで、タンクに被せます。
フロントのパネルと天板を載せたイメージです。
ホームセンターで1820ミリ×910ミリ×9ミリのベニヤを1枚購入。
826ミリ×828ミリ
826ミリ×250ミリ
にカットしてもらいました。
施工者によって、結構誤差でるので近くのホームセンターの場合はテックニックのありそうな方を見極めその人が担当しているときにお願いしましょう。
ホームセンターでは、直線カットしかしてもらえないので細かい加工は自分でやります。
収納に困っているわけではないので、トイレっとペーパーの予備が2個。掃除用のブラシが入る程度の棚と便器部分をカットしました。
この字に切るには、角にドリルで穴をあけて糸鋸で切れば綺麗に切れます。
私は横着なので、キックバックに細心の注意を払い丸鋸でカットしました。
裏から見るとこんな感じになります。
ここまでの費用
・ベニヤ 1300円
・ベニヤカット 100円
・木用ねじ75本 200円
・フロントパネル固定用皿ねじ16本 200円
・ドリルの刃3.2ミリ 100円
計 1,900円也
工房(自宅)から現場に戻り組み立てます。
左右のクリアランスが各1ミリしかないため組み立てたままでは設置ができないので一度バラシてトイレ内で組み立てます。
タンクから手洗い付きの蓋を外します。
フェーズ1では、手洗器は付けないため、水が流れるホースはタンク内に流れるよう固定しておきました。
後方の足をまず入れ、次に前足を後ろの足に固定しました。
次に、天板を載せる枠を足に固定して土台が完成です。
フロントのパネルを嵌めようとしたその時!!
せっかく測った巾木の加工を忘れていましたf^-^;
巾木を避ける溝をカットして取り付けます。
ほぼ完成イメージです。
タンクの蓋は外したままなので、湿気が上がらないように発泡スチロールを上にのせて簡易的な蓋にしてあります。
棚の部分をカットした部分をそのまま扉にします。
取っ手の位置を決めるために仮合わせしました。
便蓋が天板に干渉するので仮で、ティッシュペーパーを養生テープで止めて当たり止めにしました。
前は、戸当たりダイソーで滑り止めとして売っていた気がしたのですが見つかりませんでした。
パネルや天板のデザインに応じて、コルクとか使ってもおしゃれかもしれませんね。
収納の蓋を開閉させる、蝶番です。
本当は、ブラウン系が欲しかったのですがなかったのでシルバー!
今回は、切った部分をそのまま使う簡易的な扉なので普通の蝶番ですが、しっかりした蓋を作る場合は厚みのある板を用意してスライド蝶番を使うとよいでしょう。
くり貫いた気をそのまま使うため、蝶番を入れる溝を切ります。
丸鋸の刃の厚み分左右で約2ミリ程度余裕があったのですが、蝶番の厚みが4ミリ程度あったので2.5ミリ程溝を掘らないと蓋が閉まらなくなります。
もちろん、扉側を2ミリくらい切ってもOKです。
溝にあわせて取り付けます。
扉側の位置を決めるため一度クランプで固定します。
この位置でビス止めするわけではなく、取り付け位置をマークするだけです。
一度外して、マークした場所に90度で取り付くように蝶番を固定します。
再び、フロントパネルに固定して完成です。
手前に開く扉で。蝶番が外側に飛び出します。
扉を外し、足からパネルを外してきます。
ここで、リメイクシートの出番です。
丸まっていたので、すぐに貼り付けずしばらく伸ばしておくと貼りやすくなります。
今回は、濃い目のウッドを横向きに利用しました。
この色は、ついていたトイレットペーパーホルダーの色に合わせたものです。
裏は少し大きめに切ってしっかり巻き込んでおきます。
フロントパネルの固定用の穴をカッティングシートにも開けます。
カッティングシートを貼る前に穴をあけておきたいので、セリアで買ってきた、100円の取っ手を取り付けます。
蝶番、取っ手を外し同じ柄のリメイクシートを貼ります。
裏に巻き込ませて貼っているため、カットした部分をそのまま貼っていないため木目が繋がっていませんがそんな小さなことは気にしません。
再び、取っ手を取り付け蝶番でフロントパネルに扉を固定しました。
マグネットラッチも買ってきたのですが、付属のビスが長すぎ9ミリのベニヤを貫通してしまうのでとりあえず保留です。
扉は開けるところなので裏の面に白いリメイクシートを貼って巻き込めばよかったと少し後悔しましたが、普段は見えない場所なのでこのままです。
天板もセリアで買ってきたリメイクシートを貼って、L字フックで下から足に固定しフロントパネルを固定して完成です。
天板には、ダイソーの大理石を使いたかったのですが800ミリ×300ミリで寸足らず・・・。
リラクソを足元の見えない辺りに固定しました。
便蓋自動開閉用のセンサーも今後フロントパネルに移動予定です。
流せるもんの受光ユニットはリラクソの反対側の見えにくい場所に固定しておきました。
アースの線も、緑/黄色で目立っていたので白い1.25ケーブルを購入してリングスリーブで連結して絶縁処理して白い部分だけが見えるように。
芳香剤もよくあるサワデーが置いてあったので、近所の薬局で何となくオサレっぽいスティック型の芳香剤を買ってきたのですが。。。
見た目は良いのですが、これ加齢臭の香?!
効果は、1.5~3ヵ月持続するそうですがこの匂いは私好みではないので・・・。Ω\ζ°)チーン
ここまでの費用
・リメイクシート(フロントパネル用) 1500円
・リメイクシート(天板用) 100円
・スティック芳香剤 500円
小計 2,100円也
今回のDIYの合計 約5,500円也
この価格で、これだけ変わればアリだと思いませんか?
木をSFP材ではなく荒木・野木にすれば足代金は半分くらいになると思います。
ベニヤも今回は9ミリを使いましたが5.5ミリを使い天板・扉は2枚重ねにして使えば3分の1くらいの価格になると思います。
リメイクシートも、ペーパーホルダーにあわせて一枚張りをするため大きなものを買ったので高いですが、ダイソーやセリアの繋ぎやすい柄のリメイクシートなら2枚 200円でOKです。
無駄な芳香剤を入れなければ、半分の2,500円くらいでできそうです。
今後、手洗いも取り付ける予定ですが排水口のアイディアがまとまりません。
本当は、リフォレの手洗器と手洗吐水口が単品で購入出来れば流用したいのですが、ネットで見る限り出てきません。
近くのリクシルに、今度聞きに行って見よう。
手に入らなかった場合は、セリアのΦ184のボールを使う予定です☆
いやぁ、DIYって本当にいいもんですね~。さよなら、さよなら、さよなら。