SONY DHC-MD777 劣化したベルトの交換修理

SONY MDピクシーDHC-MD777
1998年10月21日発売
定価(税別) 116,000円

今の若者には通じないと思われるこの「ミニコンポ」を購入したのは発売してすぐの1998年12月。
かなり無理して買った記憶が。

ずっと使っていなかったのですが、久しぶりに電源を入れてみると、ウィーン・ウィーンと異音がします。
MDは再生できたものの、CDの再生はおろか入っているディスクのイジェクトすらできません。

以前テレビで、この手の故障はベルトが原因みたいなのを見た記憶があったのでばらしてみました。

まず、CD・MDユニットの裏のネジを3本外します。

パソコンケースの容量で外していけば簡単です。

続いて、左サイドのネジを3本外します。

ベジの大きさが違うので間違わないようにしっかり分けておきましょう。

続いて、右サイドのネジを3本外します。

これで、カバーが外れます。

PCケースのように、側を上に引き上げながら後ろに少しスライドさせ外します。

操作パネル部分の樹脂もだいぶ劣化しており爪が2本割れてしまいました。
取り敢えず、支障はありません。

手前の穴の開いた金属製のガードを外します。

黒いネジ2本外せば取れます。

モーターと歯車が見えました。

案の定、ベルトが緩んでいたり切れていました。

もう一か所奥にモーターとベルトが本来ありそうなのについていないギヤを発見しました

ディスクを抑えているプラスチックのものを外します。

ただ乗っかっているだけで、奥の引掛けを外せば動かせます。

但し、ケーブル3本でつながっているのでこれを外さないと分離はできません。

コネクタを外して、完全に取り外しました。

続いて、黒いディスクが載るトレイを外します。

これも乗っかっているだけなので簡単に外せます。

やはり、ベルトが緩み外れていました。

2か所目のベルトは、1か所目のベルトより太いベルトが使われていました。

今回、アマゾンで購入したカセット用の修理ベルトのセットです。

太さは1種類ですが、色々な長さのベルトが沢山入っていました。
この中から適度な長さのものをかけます。

始めについていたものは、伸びているため同じ長さが分からないのでかけてみた感じで強すぎず弱すぎずを感で決めました。

1つのモーターで、3つのギヤを動かしています。

下から順番に適度なしまりのあるサイズのベルトを、ねじれない様にかけていきます。

こんな感じになりました。

沢山の大きさがセットになっているので、ぴったりなものがありました。

交換後はしっかり、動作するようになりました。

おまけ

カセットもあとから買ったのですが、こちらも動きません。

バラシて見たのですが、ベルトのところまでたどり着けませんでした・・・。

取り敢えず、カセットは必要ないのでペンディングです☆

4 comments

  • このサイトのお陰で取り出せなかったCDが正常な状態となりました。大変助かりました。

  • ディスクを抑えている透明のプラスチックは、ネジをはずさないと取れないですよね?

  • こちらのサイトを見て同じようにゴムベルト交換いたしまして、CDチェンジャーを修理することができました!
    20年前に購入したMD777が現役で使用できることに感動しております。
    有益な情報を提供してくださり、誠にありがとうございます(^^)
    これからもがんばってください☆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です