RICOH THETA SC レビュー@開封・撮影・設定編

2017年9月にTHETA Vが発売されその少し前から値崩れが始まった、THETA SCを遅まきながら購入してみたのでレビューをば。

今回、購入したのは2016年モデルで2015年モデルのTHETA Sの廉価版モデルであるTHETA SCです。
ネットショップでは、色によって価格が違いますが今回は店舗で購入したのでどの色も同じ価格だったので白を選びました。

箱もスマホの箱のようです。下の黒いのは、iPhone7です。

THETAとは

THETAとは、いわゆる360度 全天球カメラです。
THETA(シータ)と読みます。
数学用語で、θは「多くの角度を表す記号」ですのである意味そのままです。
ちなみに、ラピュタのシータとは関係なさそうです☆

子どもがおもちゃの箱を開けるのが楽しみなのは、大人も一緒。
箱のつくりもワクワク感がアップします。

やっと本体が見えました。

中身です。
・本体
・説明書
・ケース
・マイクロUSBケーブル

SCは、外部出力がMicroUSBのみです。
Sは、HDMIがついていましたがこの辺りの機能を削り価格を安くしています。
あと、ケースがかなり削減されているイメージw

本体は、iPhone7と比べてこのくらいの大きさです。
個人的な感想ですが、思ったより大きいです。
カメラ2台分とバッテリーが入っているのでそりゃ大きくなりますよね。

レンズです。魚眼レンズで傷には細心の周囲が必要です。

シャッターボタンです。

電源ボタン、Wi-Fiボタン、静止画・動画切り替えボタンです。

MicroUSB端子と、三脚用の穴です。

LEDは色・点灯パターンでいろいろ意味があります。
ディスプレイがないので、少し覚えることがあります。

電源ボタンも光ります。

セルフタイマーなし、Wi-Fi接続・動画モードのLEDランプの例です。

上部は、両方マイクかな?と思っていたら片方スピーカーでした。
本体単体では、動画を再生できないのでただシャッター音を鳴らすためだけのスピーカーです。
無駄な感じがします。

シータでは、本体だけでも撮影できますがモニタとしてスマホを接続します。

RICOH THETAでは、開発用のAPIが公開されていのでほかにも素晴らしアプリがあったりこれから出てくるかも知れませんが、とりあえずリコー純正のアプリを入れます。
RICOH THETA Sを利用します。

インストールしてアプリを起動すると、サンプル画像のインポートがありました。
初めてなのでインポートしてみたらサンプル画像を見ることができました。

接続ガイダンスが表示されました。

(1)カメラの電源ボタンを押して、電源をオンにする。

(2)無線ボタンを押して、無線機能をオンにする。本体の正面にWifiのLEDが点灯します。

(3)スマートフォンのWifi設定画面で、カメラのSSIDを選択し、パスワードを入力してください。

初期状態では、本体のシリアル番号がSSID・パスワードとなっています。

実際に接続していきます。
今回利用しているのは、iPhone7 iOS10.xです。

シータの電源を入れ、無線機能をオンにした状態で、「設定」→「Wi-Fi」を開きます。
ネットワークを選択から、上で説明されているようにシリアル番号と同じSSIDを選択します。
表示されていない場合は、下にスワイプすれば表示されると思います。

画像では、わかりやすいように電波が少ない場所で行っていますが、住宅密集地では大量にネットワークが表示されるので間違えないように選択しましょう。

ネットワークを選択すると、パスワードを要求されます、
パスワードは、初期状態ではシリアル番号です。

これで、シータとiPhoneが接続されました。

アプリ RICOH THETA Sの設定画面です。

上の設定画面の「撮影」タブをタップすると、位置情報の利用許可画面が出ます。
私は安全のため、位置情報の使用許可は与えませんでした。

そのほか、写真へのアクセス・カメラへのアクセス・マイクへのアクセスが要求されると思いますがこの3つはシータを使う上でアクセスが必須になると思います。

設定画面の中の「カメラ設定」です。
シータのスリープモードへ入る時間・シャッター音量・転送方法が設定できます。

撮影設定でです。

転送方法は、コピー・移動の2種類あります。
この設定は下で触れていますが、オリジナルと転送した写真ではできあがりが違うのでよく考えて選択してください。

続いて上のカメラ画面の、右上の歯車をタップしたカメラ設定画面です。
撮影方法、撮影後表示、画像サイズ、シャッター音量が変更できます。

静止画の解像度は、5376×2688・2048×1024から選択できます。2:1の比率です。

シャッター音は、大・中・小・OFFから選べます。
カメラを三脚にセットしてスマホでシャッターを押す場合シャッター音があったほうがわかりやすいです。

撮影方法では、通常撮影・インターバル撮影・セルフタイマーが選択できます。
インターバル撮影は、一定時間間隔でシャッターを切る撮影方法です。RICOHが出しているアプリ THETA+というアプリ(無料)を利用すれば360度全天球のタイムプラスが作成できます。

手持ち・自撮り棒・据え置き・三脚といろいろな撮影方法が考えられますが今回は普通の三脚でテスト撮影してみました。

三脚のマウントがどのように映り込むかも参考にしてください。

アプリの撮影タブをタップするとスマホの画面がファインダーというかモニタになります。
表示方法は、3種類から選択できました。

パノラマ表示。

シャッターのみで、モニタはオフ。

360度表示の3種類です。液晶部分の丸い部分をタップすれば表示が切り替わります。

右下のオートという表示をタップするとモードが切り替えできます。
・オート
・シャッター優先
・ISO優先
・マニュアル
普通のコンパクトデジタルカメラと同等の設定が可能です。

オートでは、OptionSettingとして以下を選択できます。
・OFF
・ノイズ低減
・DR補正
・HDR合成

EV設定
カメラの設定としては基本的な露出設定です。
iPhoneのカメラでも画面をタップするとオートでフォーカスを合わせたあと露出設定できますよね。

-2.0だとこのくらい。

+2.0だとこのくらいです。

続いて、マニュアル設定です。

シャッタースピード
1/8000~60秒の間で設定できます。
バルブ撮影はできませんが、60秒でインターバル撮影してパソコンで合成すればある程度の写真はできそうです。

ISO
100~1600
最近のデジカメでは、かなり大きなISOにも対応しているものも多いですがISO1600あれば十分です。

ホワイトバランスモード
オート・屋外・日陰・曇天・白熱灯1・白熱灯2・昼光色蛍光灯・昼白色蛍光灯・白色蛍光灯・電球色蛍光灯
曇天を選択中。

昼光色蛍光灯を選択中。
D Day
N Natural
W White
L Light
だと思います。

360度表示では、ピンチインでワイド表示にするとミラーボール表示できます。

三脚とマウントは、このように移ります。
実際に撮影した画像ではもう少しきれいに補正されます。

オートで静止画を撮影してみます。
スマホのカメラと同じで、下の真ん中の〇をタップすれば撮影できます。

これが、実は大きなNGポイントです。
Now image synthesizing
=合成するのに結構時間がかかります。10秒近く。
さらに、Wi-Fiも電波が弱いため5メートルくらいの範囲でしかシャッターが押せません。
周りに隠れるものがないときはセルフタイマーを使うしかないのですが最大10秒しかありません。

ちなみに、セルフタイマーの設定できる時間は、10秒・5秒・2秒です。

続いて動画。
動画では、スマホをファインダーとして利用することができません。

撮影中も映像は出ません。
・・・微妙。

アプリのタブには、「デバイス内画像」・「カメラ内画像」のタブがあります。
カメラ内画像です。

さらにその中で、「未転送」・「転送済み」・「全て」の3種類あります。

未転送は、そのままシータ内に保存されていてスマホに転送していない写真です。

※画像は加工されています。

転送済みの写真です。
撮影した写真をスマホでしっかり確認する(開く・見る)には、転送するしかありません。

写真にもよりますが、転送も1枚5秒程度かかります。
サイズも1枚3MBとかある場合があります。これは、iPhoneの容量には大きな負担です。

余談ですが、iPhoneの容量とデータ通信サイズがゴチャゴチャになっている方は多いようで。
テレビのインタビューとかで痛い発言をしている方がいます。
さらに、それをそのまま放送してコメンテーターもそのままスルーなワイドショーは多いですwww

デバイス内画像です。
デバイスとは、スマホに転送した写真のことです。
このアプリを使い転送していない写真も、右上の「アルバム」という文字をタップすることでダウンロードした写真・別のカメラで撮影した写真も360度写真として表示できます。

上でも少しふれました、シータで作成されるオリジナルの写真とアプリを経由してスマホに転送された写真の違いです。
微妙に変わります。

↑アプリを使い転送した写真です。

↑シータから直接取り出した写真です。

ファイル名も、iPhoneに転送したときに意味の分からない文字列のファイル名になってしまいます。
iPhoneの写真をWindowsでリームーバブルディスクとしてコピーしている私にとっては、かなりウザイです。

プロパティも確認してみます。
左が、転送・右が直接のファイルです。

ファイル容量サイズは、転送した写真のほうが小さくなっています。

解像度やその他は、ほとんど継承していました。
スマホに転送するときにあ、なぜか一度がJPGを再編集して転送しているようです。

仕上がりが微妙に違うので、転送方法は起動ではなくコピーにしておいたほうが安心かもしれません。

スマホに転送した写真を、360度で。

シータに保存されていたそのままの写真。

※サイズはリサイズしてありますので、実際には画質はもっと良いですのでこんな汚くはありませんのであらかじめご了承下さい。

今回紹介しているシータSC
2017年モデルのシータV
2015年モデルのシータS
2014年モデルのシータm15
その他おすすめオプション

自撮り棒+ミニ三脚

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注意

SCには、残念ながら利用できないようです。
ぜんぶ、同じように見えますが微妙に形が違うみたいです。

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