初心者向け、80系 VOXY・NOHA・ESQUIRE タイヤ交換

タイヤ交換の基本的なところを書いています。
基本的にはスタッドレスタイヤへの交換を前提としていますが、最後にインチアップについても少し書いていますのでご覧ください。

※この記事では、油圧ジャッキ・トルクレンチ・インパクトレンチを利用しています。

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では早速交換します。
ゴールデンウィークにようやく、ラジアルに戻すという・・・f^-^;

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まずは車を平らな場所に駐車ししっかりと、パーキングブレーキ(サイドブレーキ・ハンドブレーキ)をかけます。

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今回使う100Vのインパクトレンチです。
もちろん、インパクトはなくても車載工具で交換可能です。

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トルクレンチです。何度もタイヤを交換していると感覚でわかってきますが一応。
おそらくスタンドで、ホイールのナットがしっかりしまってるか確認してほしいとお願いすれば無料で締めてもらえると思います。
※店舗によって有料のお店もあるかもしれないので、お願い前には確認を!!

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平らな駐車場ですが一応車輪止めをかけます。

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油圧ジャッキをロック状態にします。
右に回せばロック、左で解除です。

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ジャッキポイントです。80系 ヴォクシー・ノア・エスクァイアの場合は、補強ヵ所に窪みが入っています。

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車種によっては、窪みの裏側に補強が入っていたり窪みではなくステーがついていたり様々です。

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VOXYの場合、このようなゴムのマウントをジャッキに乗せて車のジャッキポイントにあてます。

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位置を調整しながら、ゆっくりとあげます。

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ズレがなく、ポイントで支えていることを確認したら、油圧で車を持ち上げます。

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付属の手回しジャッキも要領は同じです。

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インパクトレンチを使わない場合は、タイヤが地面についている状態でナットを1回転ほど緩めましょう。
このVOXYはFFですので、フロントは駆動なのでロックがかかっており、後輪はパーキングブレーキで止まっています。
パーキングブレーキの掛け方が甘い場合は、タイヤを浮かせてからだとタイヤが回転してしまいナットが外れない場合があります。
あと何より、タイヤが浮いている状態でグイグイ力をかけてナットを外すのは危険だからです。

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インパクトレンチを使う場合は、浮かせてしまってもレンチの力でカンカンカンと回してしまうので一気に上げてしまって問題ありません。
写真を撮るためこのような状態になっていますがインパクトは必ず両手で支えて、またソケットが外れないようしっかり手を添えて利用しましょう。

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最後のナットを外すときは、脚や膝でタイヤの下部分を抑えておくとタイヤの下が手前に出てくるのでインパクトの回転でホイールに傷をつけるのを防げ安全面もアップします。
※作業は安全靴を履いてとまでは言いませんが、最低限靴を靴を履いてやりましょう!

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リバースホイールとか特殊なホイールでない限り、すべてのナットを外すと大体はホイールの下側が手前に出てきます。

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純正ホイールと社外ホイールを交換するときの注意点です。
ナットの形状が違います。

左側が社外ホイールなどによく利用されている、60度のテーパー座という形状です。
右側がトヨタ車の純正ホイールによく利用されている、平面座のナットです。

ホイールにあっていないナットを利用した場合、ナットとホイールの接触面が減り危険ですので必ず適応したナットを利用しましょう。

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社外ホイールの、テーパー座です。

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純正ホイールの、平面座です。

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車の取扱説明書をみると分かりやすいかもしれません。

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続いてホイールのハブについてです。
VOXY・NOHA・ESQUIRE 3兄弟のハブ径は60ミリです。

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純正ホイールは、ぴったり合うように作られていますが社外ホイールの場合、汎用性を持たせるため大きめの径となっている場合が多いです。
ハブリングをはめることで安定性が増すと言われています。

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ハブとホイールをしっかり合わせて嵌め、ボルトと穴を中心に合わせてナットを1つ仮止めします。

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1回転程度回せばあとはインパクトで締めても良いのですが、万が一うまく噛んでいなかった場合インパクトレンチの力だとボルトの山をねじ切る力があります。

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ちょっと時間はロスしますが、手で締まるところまでは手でソケットなどを使って手で締めたほうが良いと思います。
私はそうしています。

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5つのナットを同じよ要領ですべて締めます。

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自動車学校でも習ったと思いますが、タイヤは星形(対角)で締めましょう。
ヴォクシーの規定の締め付けトルクは、103N・mです。

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同じ要領で、他の3本も変えます。
運転席側の後輪のジャッキポイントです。

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助手席側の前輪のジャッキポイントです。

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助手席側の後輪のジャッキポイントです。
車輪止めを利用している場合は、随時邪魔にならない場所に移動します。
たしか、正確には変えるタイヤに応じて適切な場所があったと思いますが、平らな駐車場なので今回は割愛。

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ナットの締め付け順で見たように、規定の締め付けトルクは、103N・mです。
このトルクレンチアは、103N・mにプリセットされているタイプです。
本当は、年に1回公証に出さないと制度は怪しいですが気休めにはなります。

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バー部分と、ずれないようにレンチの頭の部分をしっかり持ち、カチッとなるまで増し締めします。
インパクトレンチで、カチカチカチとなるまでしっかり占めた場合は、ほとんど締まりません。

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最後に空気圧を点検します。
空気圧が少ないと燃費が悪くなったり、高速走行ではバーストの危険性もあります。
こちらも増し締めと同じで、スタンドで無料で点検してもらえると思います。

80系 ヴォクシー・ノア・エスクァイアの場合は、運転席のドアを開けたところにシールが貼ってあります。

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純正サイズの規定空気圧が記載されています。
205/60R16 92Hで、2.4Kg/㎤が標準です。

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手持ちの空気圧チェッカーで空気圧を確認します。
2.6Kg/㎤入っていました。この車の大半は高速で利用するのでやや高めに入れてあります。

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この車は、パンク修理キット装着車なので付属のエアコンプレッサーでエアも確認できると思います。
今回は、エアは適量入っていたので利用しませんでした。新品の状態です。

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タイガースカラーw

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ジャッキなどの工具は、トランクを開けてボードをめくったところに入っています。

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ジャッキ・レンチなどなど。普通はあまり使いませんよね。
いざというときは、JAF呼べばいいし。

さらに言うと、このパンク修理キットを使うとタイヤの中にノリを流し込むので、始末が悪く持ち込んでパンクを修理してとお願いしても断られたり新しいタイヤの購入を勧められる場合が多いと思います。
これを使って直せる釘や小さな金属破片が原因のパンクは、ゴムを指して直すのですが、これを流し込むと一旦タイヤを外してねちゃねちゃをなんとかしない解けないので敬遠されるというわけです。特にスタンドでは。

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ナットは、紛失しないように袋に入れておきます。
スズキの車なども所有の場合はナットのピッチが違ったりと混ざると分かりにくいので車種なども記載しておくと良いと思います。

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VOXYの場合、スペアタイヤがオプションで10,000円(税別)で標準はタイヤパンク応急修理キットが装着されています。

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別の車種を含め、一度も使ったことはないのですがエアコンプレッサを使って流しいれるのですね。。

最後に、タイヤ空気圧警報システム(TPWS)をセットしようと思ったらついてないのですね。
というか、昔はクラウンとかもついていましたが、最近は本当についている車少ないのですね。
TOYOTAのページで検索したところ、マジェスタ・ランクル・カムリくらいしかありませんでした。
しかも、カムリ以外はオプションです。私が前乗っていたクラウンは普通についていたのですが、現行のクラウンはないんですね。
たしかに、不要といえば不要な気もしましたがこういうところを削減してほかのところに回しているのでしょうね。

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不満ついでにもう一つ。
なぜ、VOXYトランクにイージークローザーついていないのでしょうか。。
なぜっていえば、経費削減に間違いないと思いますが、結構な勢いで締めないと締まらないのでこれは欲しかったです。
あくまで、個人的な意見です。

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最後に、インチアップについて少しだけ。
このアプリは、ホイールのフィッティングが確認できるアプリです。無料です。
iPhoneのみ対応で、Android版はありません。

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INCHUP CALCULATIONというボタンをタップして、標準タイヤのサイズ。
この車の場合「205/60R16」を現在のタイヤ情報に入れ、希望のタイヤ情報にインチアップしたいサイズを選ぶと適切なタイヤサイズが表示されます。

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例えば、17インチにインチアップする場合
205/55R17 か 225/50R17 がタイヤの径の変化が少なくメータなどに狂いが生じにくくなります。

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18インチの場合は、215/45R18が適切といえます。

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19インチの場合は、215/40R19が適切です。
個人的な意見ですが、やっぱりインチアップしたら車高も下げたほうが見た目は良くなると思います。

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